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フランスのメディアの話題から
日々覗いている仏メディアで日本で報道されていないものをメモします
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37時間の超特急中国訪問をしたホランド大統領ですが、その後もドイツとの遅れを取り戻すべくフランスと中国にはホットな話題がたっぷりです。

まず、大統領のエリゼー宮のウェブサイトでも発表されたなかった、帰任する在仏中国大使へのレジオンドヌールの叙勲です。こっそりと済ませようとしましたが、喜んだ中国側のサイトに写真が掲載されフランスでもばれてしまったわけです。

ホランド大統領同様ENA、フランスの官僚養成学校に留学していた大使ですが、在任中はフランスに対し厳しい態度を示す傾向があったものの、来年習近平主席を迎えて仏中外交設立50周年に備えての根回しだったのかもしれません。

次にフランスが驚いたのが、あのクラブメドがどうも中国企業に買収されそうだというニュースです。まあ、すでに筆頭株主になっている上海の会社が買収を提案した模様です。中国に一か所あるクラブメドは年間8万人の訪問客を集めており、その成功を見ての投資だと思われますが、フランスではクラブメドは1960年代のフランスが成長真っ只中にあった中のバカンスのコンセプトで現在ではやや古くさく思われていたものが、早くも成長する中国のライフスタイルにかなったのかと懐かしいような悲しいような気持ちの記事がありました。

そして、次につい最近発表された上海企業によるアメリカのスミスフィールド社の買収です。世界最大の豚肉加工食品企業であるスミスフィールドが買収されることにより、その傘下にあったフランスでなじみのジュスティン ブリドゥ と コショヌー社が中国資本下に入るわけです。経営形態は変えないと中国側は言っているものの、ただでさえ最近悪い話題になることが多い食肉加工業が中国資本下に入ることに少なからず不安があおられているようです。

フランスは中国とは貿易の巨大な不均衡があり、なりふり構わず輸出を増やしたいという努力が垣間見えるのですが、若干中国に引きづり回されているという感もあります。こと中国ビジネスについては日本の方がかなりうまくやっているのではないでしょうか。

最後に国連の平和維持活動の一環で中国がマリに500人出兵することを提案しました。中国としては過去最大の派兵数で、シリアで欧米側につかず不評を買った中国が挽回と、さらにアフリカとの関係の深化を図ったのではと見られています。マリの平和維持活動では中心的役割を果たしてきたフランスとしては、他のアフリカ諸国からの6500人の他12600人の国連軍が活動開始した中、撤兵に踏み出せるとホッとしています。
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フランスの法律から「人種」という言葉がなくなりそうです。仏国会の投票で左派政党から提案のあった、法律より「人種」という言葉を削除する案が賛成多数を得ました。この案が賛成され、今後、刑法から表現の自由にかかわる法律まですべての法律から「人種」という言葉が削除されていくことになります。

まあ、悪いのは差別であって、人種だろうが何だろうが悪いのは悪いという考え方だと思いますが、これまた先進的なアイディアだと思います。提案者にはこれで人種差別がなくなるとは思えないが、重要な一歩だと考えるとしています。

海外領土出身で人種問題には厳しそうな、法務大臣トビラ氏も肯定的で、各種の提案の中でこれが一番いいだろうとしています。左派は全党支持に回りましたが、中道は割れ、野党右派は反対と棄権に割れました。

人種を認めて逆差別を引き起こしてしまうのを予防する、と言うこともあるのかも知れませんが、さまざまな人種問題を経験してきたフランスの決意を欧州他国がどう見るか注目されます。

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コルシカ議会は先週、コルシカ語をフランス語同様公用語にする件に賛成しました。

この法案は、コルシカ島における教育、経済を含む社会、公的な場面でのコルシカ語の使用を提案するもので、フランス語とコルシカ語を全く同等に扱うという考えで、特に公務員をはじめとする人たち向けにコルシカ語の再教育をも含む本格的なものです。

地元政党の15人は当然大喜びですが、左派は分裂、右派は反対、共産党は賛成しましたが、公務員の採用時のコルシカ語の使用を緩和するという条件を付けました。

与党社会党の議員は結局憲法と相いれないということで反対票を投じました。コルシカの議員は憲法にまで行くことなくローカルにコルシカ語の採用を進めることができると、やや簡単に考えているようにも見えます。欧州共同体が推奨している少数言語についての憲章については賛成としていたホランド大統領はまだ批准していなく先行きは不明です。

まあ、これが受けれ入れられればフランスの国境地帯には様々な少数言語があり、特に教育関係ではフランス語の使用を徹底してきた歴史があるので、同じフランス語を話すことに大きなこだわりのあるフランスの国是が揺らぐような感じもします。

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リセでの銃乱射をネットカフェで書き込んだ容疑で、アルザス、ストラズブール市の17歳の少年が逮捕されたと報道されました。ネットカフェのカメラの写真より突き止められたとのことです。少年のネット機器はすでに警察が検査しているとのことです。

まあ、未成年の少年なので、まずは基本的な調査をしている段階で、まだ証拠になるようなものは見つかっていないと警察は発表しました。

前日の土曜日には20台の兄弟も尋問されたそうですが、この二人は疑いが晴れています。

しかし、すごいのはこの脅迫に対してストラズブールは59のリセに750人の警察官を配備し万全の態勢で犯罪の防止をしたところです。アルザス全体を恐怖に陥れた脅迫状でした。しかし、日本で同時期に起こった某進学校脅迫事件ではとてもこんな警戒態勢はとられなかったように聞きます。対テロ体制ではまだ日本はフランスにかなわないようです。

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ある意味、日本と中国、韓国の関係同様にフランスはアルジェリアから絶えず非難や口撃を浴びているわけですが、一方的にやられっぱなしじゃないというのが違います。アルジェリア関係者から、またフランス内部でもアルジェリア人を植民地時代に不当に扱ったフランスを非難する本、記事、映画は多数あり、大ヒットしたものも数多くありますが、一方通行ではないのです。

本来はこういう問題に消極的な傾向の、左派のマリアンヌ紙が、数年前に映画に取り上げられ大変な話題となったティベイリンの修道院の虐殺事件を生き証人の証言を主体に取り上げています。

AQMIの前身、GIAのメンバーだったハッタブ氏は「グループのリーダーに呼ばれ、今朝修道士を皆殺したと言われた、鉄砲の弾は使わなかった、全員首を切って殺し、そのあと頭を切り離した」と聞いたと証言しています。誘拐された、宗教活動のみを行っていた修道士たち七人は誘拐され、首を切られました。一人は殺人者に「さあ、首を切りたまえ」と言ったとも言われています。

この修道院での虐殺の被害者は七人です、千島や、竹島、ロシアや満州で虐殺された日本人は数万人でしょう、しかし、日本ではほとんど話題になることはありません、フランスの様に、隣人との難しい関係の中でも、映画にして、記事にして忘れまいとする、こういう姿勢も大事だと思われたニュースでした。

穏やかに見えるホランド大統領ですが、謝罪は口にしていません。

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ときどき覗くフランスのメディアの記事で日本ではあまり紹介されていないものをとりあげます。

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