FC2ブログ
フランスのメディアの話題から
日々覗いている仏メディアで日本で報道されていないものをメモします
gohsnblog.jpg
画像をクリックで元記事に飛びます

フランスの経済紙エコーの特集社長たちの給料が話題になっています。というのは全体的にやっとフランス大企業の社長たちの給料に下落傾向が見え、やっと不況の影響が、遠慮なく自分たちの給料だけは伸ばし続けていた経営トップにも及び始めたという記事でした。

そういう中でも、世界最大のセメント会社ラファルジュ社長の83%UPとか、BNPパリバ社長の33%UPが取り上げらていたわけですが、わけても「大笑い」に分類されていたのがゴーン氏でした。

フランスでは日産とういより、ルノーの社長というイメージのゴーン氏ですが、そのルノーの労使交渉で、同氏は自分の給料の変動部分の30%を2016年支払いに延期するとして、大笑いされています。140万ユーロの給料を我慢して、たった100万ユーロにしたというニュアンスです。しかし固定分を合わせると氏の年収は260万ユーロになり、日産からの報酬を入れると9百万ユーロになります。40万ユーロの我慢というのは何だろうということでしょう。

最近は経営情報の透明化で役員の報酬はわかるようになりましたが、かつてはすべて隠されたままでした、しかし、日本でもずば抜けて高報酬と言われているゴーン氏は、このくらい払わないと世界的経営者は来ないとコメントしていましたが、母国フランスでも高いと言われているのはなんか不思議な感じもしました。
スポンサーサイト



テーマ:海外ニュース - ジャンル:ニュース

モーリスはたしかに商品のリンゴ入りドーナッツを4つ食べました。ルクレールという大型スーパー のニースの近くの店で働いていた定年間際のモーリスは「傷んでいて捨てる予定だった」リンゴ入りドーナッツを4つ食べたということで上司に呼ばれ、「出社停止」を言い渡されました。一週間後に解雇を含む追加措置を協議する面接を持つことにもなりました。
フランスのパン屋ではアンドーナッツの中身がリンゴジャムみたいのはけっこう人気がありますが、きっと少し中身が漏れたものをつい食べたのでしょうか、それでも4つというのはちょっとやりすぎの感がありますね。ましてや、あんな甘いものを。
また、出社停止という処分も面白いですね、当然その間は給与が止まるわけですが、なんか学校みたいですね。
これはメディアに取り上げられることになり、まさに現代版のジャンバルジャンの運命やいかにということになりました、ましてや今はフランスでは工場閉鎖を反対する従業員の過激がデモがあちこちで起こっているところです。大手タイヤ工場閉鎖のニュースでは工場に火をつけたりかなり強硬なデモがまだ記憶に新しいです。
協議の結果、現代のジャンバルジャンはあっさりと会社に復帰が許されました、メディアの力もあったかもしれませんが、会社いわく、彼には品行に問題があるとみられていて、今回食べたドーナッツも全く傷んでいなかったことがわかった、しかし、出社停止処分で本人も反省しているようだし、十分だと判断したとのことです。
モーリスは「24年も務めた会社に戻れてうれしい」、いや、メデタシメデタシでした。

テーマ:海外ニュース - ジャンル:ニュース

ルモンド社長

日本では新聞社の社長(呼び名はいろいろあるのかもしれませんが、いわゆるトップです)と言えば、男性で、長い経験があり、というよりお年を召していて、世間を騒がせる発言で他のメディアに現れるという印象だと思いますが、このたびルモンドのトップについたヌゲレイド女史はフランスでもある種の驚きをもって迎えられています。

ルモンド社ではトップを選ぶのは選挙によるらしいのですが80%近い票を集めた46歳のヌゲレイド女史はフランス人の目にも見目麗しく、英語とロシア語ペラペラで、「アングロサクソン的」だそうです。アングロサクソン的っていうのはフランス人がよく使う、ちょっとねたみの入った異種のものに対する表現なのでしょうか、一味ちがうんでしょうね。

ジャーナリズムの学生のまま激変の東欧に身を移し、チェコスロバキアの分裂、カラバックの内戦そしてグルジア戦争といった大きなイベントをすぐそばから取材し、1996年にルモンド社紙に入社した女史はまずウクライナ特派員となり、2001年にモスクワ駐在員になりました、プーチンが権力につく前年です。

チェチェンなどを精力的に取材し、ベスランの学校占拠事件での取材で国際的な賞に評価されました。記者としての腕前はかなりのもののようです。

そしてフランス外交へと取材の矛先を向けた女史はたちまちフランス外務省のアレルギーを引き起こし、当時のクシュネル外相(たしか国境なき医師団を作った正義の人というイメージなんですが)から「お出入り禁止」を告げられました。海外は記者クラブなんかなくて、メディアは全部オープンだとよく聞きますが、フランスは必ずしもそうじゃないみたいですね、それにルモンドという高級紙を追い出す外相もすごい、それもあの「正義の人」イメージで奥さんは有名な記者なのにねぇ。

しかし、さすがルモンド全社を挙げて抗議して、禁止措置は取り消しになり、クシュネル氏は政局から消え、ヌゲレイド女史の勝ちーー なんか気持ちのいい話でした。

ルモンドというとやはりフランスでも左派の高級紙という見方をされると思います。毒をまき散らす、マリアンヌやカナールも左派ですが、高級紙には分類されていません。右派のサポーターの人は左派のメディアは毛嫌いしますが、ルモンドには一目置くと思います。やはり、こういう人事も好感をもたれるのでしょう。

元記事:http://www.marianne.net/Natalie-Nougayrede-le-terrain-a-la-une-du-Monde_a226968.html

テーマ:海外ニュース - ジャンル:ニュース

プロフィール

ペドラパン

Author:ペドラパン
ときどき覗くフランスのメディアの記事で日本ではあまり紹介されていないものをとりあげます。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

訪問者数