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フランスのメディアの話題から
日々覗いている仏メディアで日本で報道されていないものをメモします
土曜深夜2時に時計を一時間進め、夏時間になりました。

この時期フランスでは毎年、夏時間賛成派と反対派の議論が起きるのですが、今年は月曜がイースターでお休みということもあり、睡眠不足はあまり問題になっていないようです。

あまり知られていないことですが、戦後、フランスとスペインは本来ならイギリスと同じ時間帯に入るところを、ヨーロッパ時間に合わせるということで、すでに一時間本来の時間帯より時間が進んでいて、夏になるとこれが二時間進んでしまい、太陽に対する人体時計という点で自然に反していて健康に悪いという根強い反対の声があります。

もちろん、夏場の電灯や暖房のエネルギーの節約という点でも省エネが進めば進むほど効果は小さくなり、今や夏時間導入時に比べると省エネ効果は10分の1いかになっているとも言われています。

フランスには夏時間反対団体があって、もう25年間反対し続けています。当初子供の健康に良くない程度の話だったのが、現在ではあらゆる分野でデータを収集しており、交通事故の増加、朝早く仕事に出るために返って暖房エネルギーの使用量が増えた等のデータを挙げて政府に反対を働きかけています。

ま、確かEU全体で時間をそろえているはずなので、フランスだけ変えることができるかは不明ですが、時節の話題でした。
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日本旅行での10個のびっくり、フランス人の若い人のセンスがちょっと面白いので紹介しましょう。
元記事: http://www.linternaute.com/voyage/asie/10-choses-etonnantes-au-japon/
フランス人を案内するとき役に立つかもしれません、ま、わりとネットに明るい人向けのサイトですが。

1.メイドカフェ カワイイ 女の子っぽい格好をしたメイドが相手をしてくれるカフェ、秋葉原の進行形までは普通なのですが最後の注意がおもしろい。メイドカフェのルールは厳しいです、女の子を触ったり、プライバシーを聞いたりすることはできません。

2、キットカット これが意外でした、なんと二位がキットカット、フランスでもお馴染みのお菓子ですが、日本では種類がどうしてこんなにあるのだろう。ちょっと思いつくだけで、抹茶、チーズケーキ、ナシ、イチゴ、わさび、味噌汁、しょうゆ味まであって、コレクションをしたくなるそうです。

3、食堂入り口の自販機。日本中にラーメン屋やどんぶり店があり、(ラーメンはコメの麺で豚が乗っていると怪しい解説ですが)、美味しくてタダみたいに安いとのことです。そして入り口にこの変な機械を見かけますと写真。チケットを買い、席、カウンターで渡すと店員はお金に関係なくサービスができるわけで、早く、効率よく、そしておいしい!

4、食品サンプル。これはお馴染みです。世界中に広がってほしい、おもしろい習慣で、おいしそうだし、言葉がわからなくても、注文するものが肉の数までだいたいわかるほど正確に理解できると驚きです。

5、カラオケルーム。ロストイントランスレーションみたいなアメリカ映画ですっかり日本人の専売特許とされるカラオケですが、現代日本での進化は個室で人に聞かれることなく、最新の世界中の音楽を歌え、飲んだり食べたりできるので、嫌でも行ってみるべきだと勧めています。フランスなら警察が来るくらいの大声で騒げるとも。

6、自動販売機の洪水。そこら中にあるあらゆる自動販売機は当然の驚きです。日本ではのどの渇きで死ぬことはないとも。値段があまり高くない、1ユーロくらいだ、ヨーロッパの有人販売ではすぐに2ユーロを超えるので安いし、驚くことに温かいお茶やコーンスープがあるとも報告しています。

7、電子トイレ。日本人の日常生活改善への熱意の表れで、まるで飛行機のコックピットみたいなトイレにはリモコンがあり、便座の暖房、シャワー、乾燥機そして音を消すために「歌うトイレ」すらあると。ヨーロッパではシャワートイレは医療用具の扱いですごく高いのが一般的でしたが、まだ日本のものは普及していないようです。

8、電車の席。新幹線は最高級で、広いし、静かだし、臭くない、しかしすごいのは椅子の向きを変えられることで、出発地ではちゃんと進行方向に向いている椅子を四人掛けの場合向き合わせるように変えることもできるのです。

9、スクランブル方式の横断歩道。最初は当たり前に見えますが、画期的なアイディアで、2009年にロンドンで一つ登場したときにかなり話題になりましたが、日本ではそこら中にあることが驚きです。ま、フランスでやったら、自動車が飛び込んでくるかもしれませんが。

10、ベビーカー。保育園児が何人かで載せられているベビーカーというか幼児用手押し車が写真付きで紹介されています。フランスの親にはショックを受ける人もいるかもしれないけど、これは安全で合理的だとも、しかし、そのあと公園なんかで犬のようにリードにつながれた子供を見かけることがあるというのはちょっと?ですね。

最後に、日本では異文化で確実に驚かせられる旅行ができると保証できるとも、ヒステリーの様に叫ぶレストラン「いらっしゃいませー!」のことでしょう、ゼリー状の飲み物、パチンコ、そして地下鉄に整列して乗る文化、すべて驚きだそうです。

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今回の選挙で負けたらもう自分の名前を聞くことはなくなるだろうと予言したサルコジ大統領ですが、どっこいご尊名は毎日メディアを騒がせています。一部のメディアでは「請われれば」と政界への再登場をにおわせた元大統領ですが、一連の疑惑が片付かないとそれどころではなくなるかもしれなくなってきました。日本でも流行りましたがまさに「疑惑のデパート」状況になっています。

ベタンクール夫人問題:ロレアルのオーナー夫人の病弱に付け込んで選挙資金を得たという疑惑です。証人として赴いたボルドーの裁判所で夫人の執事と衝突した結果、検事は直接元大統領を調査することにし、さらに、本件を調査していた検事に政治的圧力をかけたことも問題になっている模様です。

日本がらみの資金の問題で調べられたあげく無罪を勝ち取ったシラク大統領のケースを司法当局はそうとう不満に思っていて、同じ党出身のサルコジ氏をなんとか有罪にしたいとしているのかもしれません。

カラチ事件:バラデュール元大統領の選挙費用としてフランスが台湾に売った戦艦にキックバック(わいろ)があり、資金管理担当者だったサルコジ元大統領が絡んでいると調べられている件。これはシラク元大統領とドビルパン元首相が、サルコジ元大統領をおとしめようとしたのではという見方もあり、かなり大きな政治スキャンダルでした。まだ、片付いていないと思いますが。

カダフィ事件:カラチ事件で調査対象となった武器商が、サルコジ元大統領の選挙資金としてリビアのカダフィ大佐から資金提供があった証拠があると証言、まだ、検事の調査対象にはなっていませんが、とてもきな臭い話です。サルコジ元大統領はカダフィ大佐の排除にかなり熱心でしたし。

公金横領事件:最後に大統領府が行ったアンケートに法律上許されていない公金を使った疑惑を民間団体が告発し、これまた検事が調査に入っています。

フランスでは行政が強いのは有名ですが、立法、司法そしてメディアも容赦なく戦いをふっかけるところが面白いですね。サルコジ元大統領の周辺は今回の調査に憤っていますが、フランスのメディアは司法はよくやっている、サルコジ周辺はちょっとみっともないな、ってな感じです。

一方カジュアック金融大臣を司法調査前にやめさせたメディアへの賞賛の声は全く聞こえません。ルモンド紙をやめてネット新聞メディアパートを立ち上げたプレネル氏、チョビ髭で優しそうなおじさんですが、切り込み方は既存のメディアよりはるかに厳しくて、右派、左派、両方から嫌われちゃっているみたいです、日本も与野党両方から嫌われるメディアが必要かもしれませんね。

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世界で一番リッチな女性に選ばれたのはロレアルグループのオーナー一族のベタンクール夫人でした。夫人の財産は230億ユーロとされて、この一年間で46億ユーロ増えたと言われています。月3,8億ユーロというのは、毎月450億円ということでしょうか。もちろん、夫人は無職ですから、不況の影響なんかありませんね。

夫人は娘の告訴を乗り越え、現在では報道のように、元大統領のサルコジ氏も彼女の資産につけこんだと司法当局に調べられていて、フランスでは超のつく有名人です。アフリカに所有していた島が突如、夫人の所有を離れたり、スケールが違いますね。

ロレアルグループの30%を持つ夫人は、ロレアルが絶好調だったこともあり、米ウォルマートのオーナーウォルトン夫人も、ルイビトンのオーナーで、税逃れでベルギーに引っ越したと騒がれたアルノー氏(こっちは男性ですが)をも一気に抜き去り、世界一お金持ちの女性そして、フランスでは男女合わせて一番のお金持ちに躍り出たわけです。

左派のマリアンヌ紙は当然批判的で、これは景気が悪くなるほど富が偏在するいい証拠だと批判しています。そしてフランスの所得税をうまく使うことにより、夫人は13%しか税金を払っていないそうです。

90歳になる夫人に「たかった」容疑で司法が動いていると言われる容疑者は元大統領を含めて少なくとも17人以上いるといわれていて、元大統領を夫人邸宅まで運転した運転手(故人)は「確かに大統領はお金をもらいに行くと言っていました」と言い残していますし、元会計も2千万ほど用立てたと証言している模様です。肉体的にも精神的にも衰弱しているとされている夫人には迷惑なことだったと思いますが、どこでも金と政治は切り離せないもののようです。

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日本では東京の星の数がパリを上回ったとかなり話題になったミシュランガイドですが、調査員との関係が取りざたされた、名物編集長だったナレ氏が退職し、ドイツ人の新編集長が「フランス料理なんて空っぽよ」とドイツのメディアにつぶやいていたことが判明し、アメリカの評論家デレック・ブラウンにたたかれ凋落の一途とも言われています。
もちろんインターネット検索の影響や、星を取られて自殺した三ツ星オーナーロワゾ―氏にまつわる疑惑(星についてあらかじめ情報が流れたとか)、また、三ツ星をもらいながら3年で破産したピエールガニエール氏のレストランの件などその権威も地に落ちたと見る人もいます。(三ツ星を維持するには相当の投資が必要ですが、三ツ星の集客力ではペイしなかったとか)

しかし、フランス人はだいたいこだわりのレストランやビストロをいくつか持っていて、そこが最高だという人が多く、そういうことろが星を失ったというのも大きな原因になっていると思います。

もちろん地方のいいレストランに星を与えればタイヤの販売が伸びる時代などとっくに終わっているので、ミシュランガイドとしては自己完結型ビジネス、ガイドの売り上げを伸ばすのが至上命題だと思われます。

ガーン!そこでマーケティングのアイディアです!お金持ちで住民がたくさんいるところに星をばらまいてミシュランの新しいマーケットを作るのです!そう、たとえば、TOKYOとか!この後きっとシンガポール、香港やドバイ、上海、サンフランシスコ等が続くことでしょう。ガイドが売れて、他のガイドよりネームバリューができればいいのです。

ミシュランは自らが評価するホテルに宣伝を持ちかけたり、本来の道から外れているとも、フランス料理の評価方法が全く違う国の料理に適応できるのかとかわりとまともな指摘がされていますが、なんか日本は完全に思った通りになってしまったようです。

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抗生物質抵抗性の結核患者が二人見つかったことでフランスでは動揺が起こっています。
というのも、二人の患者はグルジアとウクライナから運ばれてきた患者であることが判明したからです。

フランスでは年間5千件程度見られる結核はそれほど注目されてこなかったのですが、ここでちょっと状況が変わっています、というのは抗生物質抵抗性のものが増加傾向にあり、これがほとんど旧東欧から運びこまれている患者というところにあります。日本ではたまに美談として他国から子供が高度医療を受けに来たというニュースを聞きますが、動揺に抵抗性の結核が知られている、中国から難治療患者が押し寄せる日が来ることを思い起こさせます。

複数の抗生物質に抵抗性の結核を、医療先進国ということだけで、同様の結核のケースが少ないフランスが取り扱うことにはかなりの困難が伴っているようです。ましてや、これはワンショットで治す病気というより、公衆衛生学的に現地での総合的な対応が重要な疫病です。

複数の抗生物質を組み合わせて3か月にわたる隔離治療が必要になるのですが、自分の状況がわからない患者は、そう、フランス語も話せないので、病院を抜け出して街で遊んだり、家族を呼び寄せたりしてしまっていて、この難しい結核の拡散がいつ起こらないかわからない状況にもあるようです。

重要な疫病でも国によって医師の報告義務があったりなかったりするわけで、報告制度のない国の人が「風邪気味だけど出張しないと」ってなことで歩く生物兵器となってしまうことがないことを祈りましょう。

PM2.5より怖いかもしれません。

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アルジェリアとフランスの関係はよく日韓の関係に似ていると言われていますが、ここに来てかなりの変化が見られています。フランス人に日韓関係ってどんなって聞かれて「フランスとアルジェリアだよ」って言うとその後の会話がとだえることがあります、そのぐらい微妙な関係なんですが。

「記憶の戦争」と言われる関係はまさに日韓、日中間と同じ系統の問題なのですが、アルジェリアはこの記憶の戦争を乗り越えてマリ対策でフランスと協力することを決めましたと、肯定的な報道があります。

フランスとアルジェリアにとって2012年はアルジェリア独立50周年ということがあり、重要な年でした、相変わらず10以上ある様々な記念日では、フランス側、アルジェリア側両方から、植民地時代のさまざまな問題の再起が行われ、ホランド大統領のアルジェリア国会での演説となりました。

「すべての事実を明らかにして、次の世代に知らせる」という大統領のメッセージは、フランスのメディアでは批判の対象にはなりましたが、未来志向というメッセージがこめられていた側面があり、アルジェリア政府がフランス軍のマリ攻撃に際し、領土上空を飛ぶことをゆるし、マリ国境を封鎖し、反政府勢力がアルジェリアに逃げ込むのを阻止したことに、アルジェリア政府の決意が読み取られました。もちろんホランド大統領はアルジェリアには謝罪はしていません、これは日本でも報道されてました。

そしてインアネマスのテロ対策もこの流れで見ると、アルジェリア政府は国際的な圧力云々より、マリのテロに対しあれ以外に取ることができない立場に自らを追い込んでいたとも言われています。

かつては隣人との問題には頬を冠っていたアルジェリアが、リビア戦に続いて立場を鮮明にしたということはフランスと協力してサハラの安定と繁栄を自ら築こうとしているとメディアは肯定的に見ています。フランスでは数年前に、アルジェリアの地王で回教徒の武装集団の攻撃による死を待つ仏修道院の修道僧たちの話の感動的な映画が話題になったりしていましたが、日韓も仏アルジェリアも遠くにいると実にわかりにくい関係だと思います。

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ここの所静かだったサルコジ元大統領が雑誌のインタビューを受け、紙面をにぎわしています。

大統領選敗北後は選挙資金をカダフィからこっそりもらったとか、カラチ事件、フランスが売った兵器のバックマージンをもらっていたというような、ド級のスキャンダルで聴取もされたくらいしか目立たなかったサルコジ元大統領ですが、ホランド新大統領への敵意はたっぷりのようです。

私たちがメルケル首相と築いた信頼関係は全て崩れてしまった、ホランド大統領はまさに、ドイツの逆、逆へと政策を打っている。肉のトレーサビリティーだって、フランスじゃ子供のトレーサビリティーでさえ怪しいもんなのに。これも同性愛者が結婚し子供を持つ方向で調整しているホランド氏へのあてつけですね。この発言はかなり問題になっているみたいです。

しかし、政界にもどる可能性を聞かれると「やる気はない、まあ、必要とされれば別だけどね」と意味ありげに答え、サッカー場のロッカールームでフランスリーグアンの新スターのベッカム夫妻と談笑したり、中東に講演に出かけています。

フランスの大統領は引退後は立派な事務所とボディガード、それに秘書というような人を10人くらい税金で一生提供されるという、日本の首相に比べたら恵まれた地位なので、それほど汲々とはしてないのかもしれません。

しかし、アンケートを見ると国民の66%は再起反対、そして32%は復帰を希望。しかし、野党に転じたUMP党の党首選挙がすごく揉めた中、自分の党では二人の党首候補よりはるかに高い支持率があったようで、なんか分裂していますね。

フランス経済が今一つ不調のなか、真っ先に自分の給料を上げて、大統領機を新しくしたサルコジ元大統領は国民の記憶から良くも悪くも消えていないようです。

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フランスでは週末にけっこうたくさんのインタビュー番組があり、話題の人が出たりしますのでけっこういろんな話題が出ます、ちょっと遅れましたが、この終末で話題になったものをいくつか。

珍しいことにフランスで一番大きいフリーメーソンの結社大東社のグランロッジがインタビュー番組に出てたくさんの質問に答えていました。現政府に何人くらいフリーメーソンがいるのですか?と聞かれるとよく知らないけど5、6人でしょう、政治に影響を与えることについては肯定的だとも言っていました。普通に背広で、どちからというと政治家的な感じの人で、だいたいの質問ははぐらかしていましたが、ローマ法王が話題になっているときに、ある意味対極にいる人が出てくるのは面白かったです。

そのローマ法王については自分の考え方を最初から表明していた前任者に比べて、過激とも言われるイエズス会に属しながら正体が不明ということでメディアには手ごわいのではないかと、右派の評論家ゼムール氏が評しています。

次にカーラブルニー サルコジ―元大統領の奥様ですが、ペンギンちゃん、しつけてあげますからね~♪みたいな曲が現ホランド大統領への当てこすりと言われていたことを否定、あれは世間一般の不快な人のことなのだそうです。

もひとつ、ホランド大統領の現パートナー トリエルウェラー女史が10年ちょっと前にUMP、現野党の議員と暮らしていたと報道があり、これを名誉棄損で訴えました、フランスは大人の社会で公人のプライバシーは上手に守られているなんてことはもう、ないですねー、フランス人こういうの大好きだと思います。

予算大臣カジュアック氏の罷免もけっこうな話題です、取り締まる側にいるのに自分でスイスに隠し口座を作り、これをさらにシンガポールに移したと報道され、相当抵抗はしていたのですが、最後はホランド大統領にあっさり罷免されました。これから裁判で争うようですが、海外隠し口座のスキャンダルは日本ではあまり聞きませんね。

最後にもう一つ、skypeについて、一部日本でも報道されたみたいですが、フランスでは通信事業者は必要な場合通信記録を政府に提出する義務があるのですが、Skypeはフランスの通信事業者じゃないということでこれを拒んでいてフランス政府と喧嘩になっています。まあ、ネット電話と言っても電話回線にも電話ができているため、これは駄目だという政府と裏にマイクロソフトが控えるskype、どうなるものか楽しみです。

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しばらく前にアメリカで流行した家で鶏を飼う動きがフランスにやってきました。ただ、背景は相当ちがうようです。アメリカでは飼うと言っても、最後は肉にして食べるんだというものでしたが、さて、フランスではどうでしょう。

もちろん、美しい観賞用の鶏というのも一部にはあるのですが、最大の理由は「歩く生ゴミ処理機」というものです。鶏はパンくずでも肉の脂身や魚の皮、なんでもよく食べ、その量は年間150キロにも上ると言われています。これが卵と糞に化けるわけですが、焼却するよりよっぽど環境にいいという見方があり、フランスとベルギーではかなりの数の自治体がゴミ処理の一環として市民に鶏を提供しています。この人たちは鶏を狭いベランダで平気で飼っているようです。日本では家電の生ごみ処理機ですが、鶏とはまたフランスらしいですね。

次に郊外で庭のある人の間では、最近強い農業への回帰という傾向があります。毎日庭に卵を取に行き、朝子供に食べさせることにあこがれる人は多く、こういう人の中には雄鶏も買って、食用の卵だけではなく、ヒヨコを孵すところまで楽しみにしている人もいます。この人たちは庭があり、ある程度鶏に自由を与えるので、ベランダ派には反対です。

もうひとつ面白いのは「安直なペット」という見方です。散歩に連れて行く必要もないし、手間もかからず、それほど臭くない、しかし、4日以上のバカンスに行く際には預けるところも見つけにくく長いバカンスを取るフランス人はどうするのでしょう。連れて行くのでしょうか。

そして、フランス人に言わせると鶏は見てておもしろい動物だそうです、歩き回り、好奇心が強く、周りで起こることを追い掛け回し、まるで話し合っているかのようです。そう、フランスの鳥とされる雄鶏、フランス人には鶏に本能的な愛着があるのかもしれません。




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TPPで議論されている日本の農業の競争力ですが、強いと言われるフランス農業も問題なしとは言えないようです。

パリの2月の風物詩、農業博覧会の季節です。歴代大統領や閣僚が必至に愛想を振りまき農業票を集める姿はテレビですっかりおなじみになっています。いかにも都会派を標ぼうしたサルコジ前大統領でさえこの博覧会に顔を出していました。しかし、政治家の微笑みの裏でフランスといえど農業は必ずしも順風満帆というわけではなさそうです。

そして、今年はさらに例年とちょっと雰囲気が違っています。それは例の馬肉騒動以来、食品産業は「農業の敵」という見方がひろがっているからだと思われます。農家は環境を守り、正しい食品を作ると思われていますが、それを多国籍食品企業が利益重視で押し曲げて食い物にしているとい思われている傾向があるようです。

ホランド大統領は博覧会で笑顔を振りまき、牛の尻を撫でまわしましたが、欧州共同体の農業政策を少しも変えようとはしませんでした。この農業政策というのが採算重視、競争力重視のもので、古き良き伝統のフランス農業の敵だとみられているものです。

まあ、ヨーロッパではフランス農業は強いとされていますが、部分的に見ると強敵はいっぱいいるわけです。ニッチな作物で競争力をつけようと日本でも言われていますが、フランスではとっくに野菜や果物、肉などにも**産とラベルを貼り高売るという努力はされてきました。しかし、大手流通がモロッコなどに巨大な野菜基地を作って安く供給したり、絶えず値下げ圧力を受けてきました。スーパーに並ぶと結局は値段になってしまいます。

日本でまさに議論になる点ですが、フランスでも欧州共同体の補助金を得るのは、バイオでも、持続可能な農業でもなく、規模の大きい、環境には好ましくない農業になっています。広大な麦畑やビート畑を営む農家はしっかり補助金を受けますが、野菜農家にはほとんどなにもまわりません。TPPで野菜や果物の農業で競争力をとのたまう皆様、よくご覧ください。

多国籍食品産業は東ヨーロッパやアフリカで広大な農地を開拓し、まさにフランスの地場農業を破壊し、1960年に2百万人あった農家は現在50万になり、機械化はさらに離農者を増やしていました、農業生産高は倍になりましたが、価格は16%減りました。

農業分野で働くサラリーマンは増えましたが、実際農業を営む人口はどんどん減っているということです。

自給自足どころか輸出する能力のあるフランス農業と日本では報道されますが、その実際はかなりの問題をはらんでいるようです、遺伝子組み換え作物やモンサントの悪口でお茶を濁す記事が多いですが、ヨーロッパ共同体での持続可能な農業政策というのはとてつもなく難しいようです。

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スキャンダル続きの肉に換えてタンパク質を魚に切り替えられるかという記事がありました。

フランス人は年35KGの魚を消費しているとされていて、その2/3が養殖魚です。

肉と比べ魚は新鮮なイメージがするそうです、理由は①値段が高い ②いろいろなラベルによる品質保証 そして③ 氷の上に並べられ、新鮮な切り身になったり見栄えがいい。ある意味肉産業よりイメージ戦略は進んでいるのかもしれません。

しかし、問題もないわけじゃないです。

フランスで一番人気のサケは98%養殖ものです、ということはPCBやダイオキシンを含む公害要素にさらされているとも言えます。

また、多くのラベルは統一されておらず、多くの産地が勝手に作っているものも多く見受けられます。

そしてとくに鉱業由来の90000種もの廃棄物が水に流れ、魚に吸収され、ほとんどの魚でメチル水銀が見いだされます、太平洋ではこのままだと水中の水銀は2050年までに50%増えると言われています。

次に角質除去のゴマージュ用化粧品等に含まれる微笑プラスチック粒子、これは結局自然界に流れてしまい魚はなんの要人もなしに飲み込んでいるのですが、中には環境ホルモンといわれる種類のものもあります。

さらに最近のスウェーデンの研究では抗不安剤が海水中、そして魚から見つかっています、人間用の薬品が下水処理をくぐりぬけて自然界に流れ、食物連鎖で魚に累積されているのかもしれません。

そして最後の問題ははたして漁業がいつまで続くかということで、人間は今日、50年前の4倍の魚を捕っていて、野性の魚種の三種に一つは絶滅の危機にあるとさえ言われています。フランスでは人気のタラはどんどん小さいものも漁獲さえるようになっており、2020年には絶滅するという説もあるそうです。

前取り上げましたように、肉骨粉を魚に食べさせる計画もあるようですし、フランス人にとって、肉を魚に切り替えるのは難しいようです。


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ルモンド社長

日本では新聞社の社長(呼び名はいろいろあるのかもしれませんが、いわゆるトップです)と言えば、男性で、長い経験があり、というよりお年を召していて、世間を騒がせる発言で他のメディアに現れるという印象だと思いますが、このたびルモンドのトップについたヌゲレイド女史はフランスでもある種の驚きをもって迎えられています。

ルモンド社ではトップを選ぶのは選挙によるらしいのですが80%近い票を集めた46歳のヌゲレイド女史はフランス人の目にも見目麗しく、英語とロシア語ペラペラで、「アングロサクソン的」だそうです。アングロサクソン的っていうのはフランス人がよく使う、ちょっとねたみの入った異種のものに対する表現なのでしょうか、一味ちがうんでしょうね。

ジャーナリズムの学生のまま激変の東欧に身を移し、チェコスロバキアの分裂、カラバックの内戦そしてグルジア戦争といった大きなイベントをすぐそばから取材し、1996年にルモンド社紙に入社した女史はまずウクライナ特派員となり、2001年にモスクワ駐在員になりました、プーチンが権力につく前年です。

チェチェンなどを精力的に取材し、ベスランの学校占拠事件での取材で国際的な賞に評価されました。記者としての腕前はかなりのもののようです。

そしてフランス外交へと取材の矛先を向けた女史はたちまちフランス外務省のアレルギーを引き起こし、当時のクシュネル外相(たしか国境なき医師団を作った正義の人というイメージなんですが)から「お出入り禁止」を告げられました。海外は記者クラブなんかなくて、メディアは全部オープンだとよく聞きますが、フランスは必ずしもそうじゃないみたいですね、それにルモンドという高級紙を追い出す外相もすごい、それもあの「正義の人」イメージで奥さんは有名な記者なのにねぇ。

しかし、さすがルモンド全社を挙げて抗議して、禁止措置は取り消しになり、クシュネル氏は政局から消え、ヌゲレイド女史の勝ちーー なんか気持ちのいい話でした。

ルモンドというとやはりフランスでも左派の高級紙という見方をされると思います。毒をまき散らす、マリアンヌやカナールも左派ですが、高級紙には分類されていません。右派のサポーターの人は左派のメディアは毛嫌いしますが、ルモンドには一目置くと思います。やはり、こういう人事も好感をもたれるのでしょう。

元記事:http://www.marianne.net/Natalie-Nougayrede-le-terrain-a-la-une-du-Monde_a226968.html

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既報のように、豚人間とされた、元IMF会長のストロスカーン氏と男女関係にあったイアキューブ女史が出版する予定の「美女と野獣」ですが、パリの大審裁判所が判決を下しました。
判決は出版差し止めとはなりませんでしたが、作者のイアキューブ女史、出版社にそれぞれ5万ユーロの損害賠償、そして本一冊一冊に内容についての注意書きを添えることを命じています。この本を紹介した雑誌にも2万5千ユーロの損害賠償が命じられました。
間違いを犯した人間の権利、尊厳をどこまで認めるのか、また公人、特に引退した後の公人のプライバシーはどこまで守られるべきかという点で注目された裁判でしたが、さすがに「やりすぎ」との論調が目立ったメディアの線に沿った判決になったものと思われます。
しかし、IMF会長とフランス大統領のイスを投げ出し、大金持ちの奥さんには離婚され、数億円ともいわれるホテル従業員への慰謝料を払い、売春やら新たな疑惑をしょい込み、これだけの本を書かれるストロスカーン氏は実に打たれ強いのは間違いないようです。

そして、めちゃめちゃキツイテレビの政治風刺劇(人形劇)のギニョールが早速本件を取り上げています。真面目な顔でアナウンサーが判決を説明した後、書籍につけられる注意書きについて説明がありました。それはストロスカーン氏のメッセージで「この本を読んで気に入った女性は次の番号に電話をください」.....

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安部首相のオリンピック招致の英語の演説、実に立派でしたが、
できればフランス語でもやってほしかったですね、あのプーチン大統領がソチオリンピック招致の際にフランス語で挨拶したのが強く記憶に残っています。誇り高きロシア人がフランス語でスピーチです。もちろん、英語のあとでしたが、びっくりしました。

フランス、ベルギー、スイスそして英語に反感を持つ一部の他国の委員の好感を得るには考えてもよかったかもしれません。時々舌足らずになる安部節は若干フランス語的でもありますし...

さて、この冬の間ずっとフランスの子供たちを心配させ続けた話題、そう、リヨンの動物園の二頭の象の運命です、結核の疑いがあり、安楽死させるかどうかでずっと議論がされてきて、一時は安楽死決定と思われたのですが、このたびホランド大統領の配慮で安楽死は取り消しになった模様です。

結核は人あ間と動物の両方を罹病させることがあり、動物園で結核菌をばらまく動物を置いておく、それもBCGすらしないフランスではとても危険に思われた話題でしたが、国務院というフランス政府の最高機関の一つが「安楽死なし!」と決定しました。真面目な話、安全なんでしょうか、少し心配になります。

そう、動物愛好家のブリジットバルドーが殺したらフランス人を辞める!と宣言していたのも記憶にありますね。彼女は抗議書を大統領に送っていたのですが、早速感謝を表明しました。

実際バルドーの手紙は大統領に届き、大統領自身が決断したとも言われています。ドパルデュー氏に続いて有名俳優が二人もロシア人になるのがまずかったのかもしれませんが、フランスでも、さすがに、これは大統領の仕事じゃないんじゃないかってな声も聞こえています。フランスはアングロサクソン系に比べると動物愛護は狂信的とは言えないと思うのですが、しかし、バルドー強し。

珍しく、日本の政治の方が大人に見える話でした。

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フランスの有力サッカークラブを買収し、2022年のワールドカップを招へいし、ある日突然「仏語圏クラブ」く加わったフランス語を話さない国、カタール
が最近しばしば話題になります。日本ではドバイほど話題に上らない国ですが、ま、怖い、金を払うんだからいいやつらだ、小さいアラブの国に何ができる、いろいろな見方が交差していますが、ここは「カタール怖い」側の記事です。
2022年のワールドカップとカタール2030という国家プロジェクトの建設のため、カタールには毎時20人の現場労働者が到着し、現在その数は百万人を超えていると言われています。新空港と、ホテル群、そしてドーム球場を9個作る作業は困難を極めており、ILOも労働環境の悪さに注目していると言われています。

月3万円程度の報酬で働かされる労働者には国が許した唯一の組合の参加以外許されてなく、死者は年間3百人を超え、 交通事故の次に死者が多いのは工事現場の足場となっています。読めないアラビア語の契約の下で働き、なにか問題視されると投獄ということもあるようです。

もう一つ非難の対象となっているのがこの国では一般的なカフィルという制度で地元の人、あるいは会社が移民労働者の保証人となるものです。このシステムは移民労働者に対して圧倒的な支配権を保証人に許してしまい、国際的に問題になっている労働者の労働条件そして人権にまで議論が及んでいます。

日本も一部の国の人の入国には保証人も求めたりするわけですが、こういう議論が起こらないのはなぜなのでしょうか。給料がいいのか、もっと自由のない国から来ている人が対象だからでしょうか。

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仏左派のマリアンヌ紙 の特ダネによるとホランド大統領はアルジェリア訪問時にフランスが1970年代に、アルジェリアに残した古い化学兵器試験場の無害化を提案した模様です。

アルジェリア西部のNamousにある同試験場は1997年に報道されるまで秘密にされていましたが、両国政府の合意の元1980年あたりまで使われていた模様。最初は化学兵器実験施設でしたが、化学兵器が禁止されると対化学兵器防御技術の実験設備に早変わりしました。

今何が残っているかは不明ですが、おそらく不発弾の類だと思われます。

フランスとアルジェリアの関係はしばしば日本と中国の関係に似ているという人がいますが、本件も展開に注目します。

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サルコジの右派政権からホランドの左派政権に変わり、相変わらず犯罪が減った、減っていないと大騒ぎのフランスですが、意外な発言が目立つトビラ法相が提案した法案が注目を集めています。

元来の意図は欧州法に仏法の足並みをそろえることではあったのですが、やはり意外なアイディアがちりばめられていたようです。

フランスでは性犯罪者については20年から30年間の間、住所を登録し、その犯罪の重さに従い、1、6、12か月ごとに出頭することになっていて、約二万人がこの規則に服しています。

そして2005年にこの規則に、拷問、暴力事件犯罪者と、殺人の再犯者が加わわり、性犯罪以外への適用がはじまっていたのですが、今回の法案では、このシステムを性犯罪者のDNA登録データベースとつなぎこもうとしているのですが、将来さらに欧州全体の犯罪者データベースにつなぐことを考えているようです。

これで、将来、性犯罪データベースに登録された2百万人については全欧州で、少なくとも官庁は採用時にこのデータを見ることができるようになるかもしれません、この辺は日本の方が少し慎重な感じですね。

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民主党政権時、日本でも話題になった子ども手当ですが
先を言っているフランスでは現在、二人子供がいると127ユーロ(約15000円)そして一人増えるごとに163ユーロ加わるという子ども手当が実施されています。
ところが最近会計院の責任者がラジオで「子ども手当の課税も検討するべきだ」と発言して話題になっているようです。

政府はまだ明確なコメントを出していませんが、政府の苦しい台所事情の中、貧富を問わずに、ばらまかれる子ども手当はたしかに魅力的な財源なのかもしれません。

賛成派曰く、
1)政府に金がないのだから財源として当然である
2)課税せずに金額を減らすことになってもいいのか
3)子ども手当の少子対策への貢献は少ない

特に注目は日本で民主党の言っていることと真逆な3)のポイントなんですが、戦前ヨーロッパで一番出生率が低くなり、国を暗黒に導いた記憶が残っているフランス人には出生率をすごく気にするのですが、ある研究によると、保育所と給食の充実に比べ子ども手当による出生率の上昇は0.1%にしかならないのだとか、

そして反対派によると、
1)子ども手当は収入の再分配ではない
2)家族政策と財政を混ぜてはならない
3)左派政権の政策には合わない

結婚の形態が多様化し、婚外子率が非常に高いフランスですが、この辺の少子化対策は、日本に比べると戦前の恐れによって刻み込まれた本能的なものであるかのようです。

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