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フランスのメディアの話題から
日々覗いている仏メディアで日本で報道されていないものをメモします
平均470ユーロ、6万円近いフランスのメガネはヨーロッパ一高いと言う調査結果が出ました。フランスのメガネ市場は47億ユーロ(6000億円位?)と言われていて、まあ同じメガネだけの売上じゃないかもしれませんが4000億円と言われている日本市場と比べると不思議な状況になっています。。

平均470ユーロというのは仕入れ値の3.3倍と調査会社は発表しており、平均300%を超えるマージンが乗っていることになります。まあ、フレームなんかはフランスだって中国から仕入れているだろうし、なんかもうけすぎって感じがします。

しかし、フランスでも同じ価格で二つとか売り込んでいる激安メガネ店が出てきたので(チンチン!てCMでドキッとするやつです)、こういう攻撃的なレポートが出てきたのかもしれませんが、ヨーロッパの場合隣国との比較が簡単で、値段もなれるだろうと思われるのに、メガネについてはどうも他国よりフランスのメガネは50%は高いという点が読者を怒らせます。たしかメガネ屋で検眼はできないので、これに眼科医が絡んだりしているものと思われます。

ネットでメガネを販売している企業が、部品やレンズを問屋やメーカーから売ってもらえなかったとか、業者の癒着も指示されていて、かなり業界の旗色は悪く、共済がメガネの代金を弁済するからメガネが高くなったと噛みついたりしてややこしくなっています。

当然、業界は反論を発表、細かい数字を挙げたうえで、メガネは毎日一杯のコーヒーよりも安いです、だそうです、こりゃ駄目だ。規制と業界団体でがんじがらめというのはフランスと日本はよく似ているのかもしれません。TPPやらヨーロッパ共同市場とか言ってもこういう、特に衣料品周りのニッチにはスポット的な真空地帯が残るのかもしれませんね、まあ、インターネット時代には少し変わるかもしれませんが。
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日本では暴言、放言の類は、降格、クビになっても数カ月で元の仲間の元に戻り、また1、2年すると同じ暴挙を繰り返すということが多いですが、フランス、ヨーロッパでの責任の取らせ方はちょっと違うようです。ちょっと見てみましょう。

ディオールのトップデザイナーであったガリアノ氏がパリのカフェで酔ったうえ、隣に座っていたカップルに「俺はヒットラーが好きだ、お前らみたいなやつらも、お前らの母親達も、先祖たちもみんなガス室送りだったはずだ」と暴言を吐き、ディオールをはじめ、業界を追われて二年になり、アメリカの雑誌にインタビューが載りました。

これは将来「慰安婦がらみ」の発言に対する企業や、政府の対応と絡めて考てみると突然身近に感じさせられる話題です。

ガリアノ氏は首になっただけでなく、6000ユーロの罰金を受け、海を渡ってニューヨークで受け持っていた講義もキャンセルになったとのことです。

ディオールのモードを追いかけるプレッシャーは大変なもので、氏はストレス解消に酒におぼれ、さらに薬にも手を出すようになったと言っていますが、事件以降きっぱりこれをたち、治療を受け、さらにユダヤ人団体等にお詫びの行脚をしているとも答えています。

慰安婦に関わる発言を、ナチスに並べて批判するケースが見られますが、どうにもその厳しさは全く違うようです、比較的失敗した人の復帰を認めると言われる欧米社会にしては徹底的に許さない姿勢が貫かれています。しかし、どんどん世界化、激化する慰安婦問題もほっておくと、こうなっていくのかもしれません。
ブリジットバルドーがとうとう不快を表明しました。芸人だった女性がフリジットバルジョーを名乗っていただけではよかったのですが、彼女が同性婚反対運動の中心人物となり、デモや反対集会で目立つようになるとメディアへの露出も多くなり、とうとう、主客が変わり、ブリジットバルドーがフリジットバルジョーと混同されることが出てきた模様です。

自身動物愛護運動等の社会運動家としても知られているバルドー氏ですが、「彼女の運動と発言にはまったく共感しないし、間違っている」とまで表明しました。

バルジョー氏はいまさら運動から降りることはできないでしょうし、名前を変えることはできないでしょうが、元々ファンということでバルジョーを名乗った同氏は、今でもファンクラブにも入っているし、バルドーの財団にも寄付をしているので、是非和解を図りたいとしています。

しかし、批評とかパロディには一般的にきわめて寛容に見えるフランスの文化人ですが、あるところでキレるのがよくわかったケースで面白かったです。
パリにも麻薬注射施設が設立されることになりました、ながらく議論を呼んでいましたが、麻薬患者による犯罪等を避けるために仏国鉄の土地を借りて、パリ北駅の近くにプレハブの2000平米の施設を設けることをパリ10区の区長が発表しました。

スイスなどヨーロッパ他国では知られていた施設ですがフランスでは初めてのものです。近所には比較的住民の少ない場所で、今のところ現地にはプレハブと15台分の駐車場があります。

一般市街地での麻薬に関わる犯罪を抑えたいのはわかりますが、警察関係者の監視の下で麻薬を注射させるといいますが、付近での麻薬の取引はさせないと言いますし、3年間のこんな試験である程度犯罪を抑制できるのでしょうか?注射後の酩酊状態での犯罪を抑えられればいいのでしょうか。

しかし、失点続きのホランド大統領ですが、人気の維持には、公安の維持に前政権同様力を入れざるを得ないのは間違いありません。

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エアフランスが機内での無線LANの提供を試験的に始めると発表しました。アメリカとかの航空会社を中心に何社かが共同開発しているという話は聞いたことがありましたが、さすがフランス、突拍子もなく、独自にシステムを開発した模様です。

パリ-ニューヨーク線で始めるこのサービスですがいくつかユニークな点があります。一時間10.95ユーロか、全路線19.95ユーロでPC、タブレット、スマートホーン等から無線LANを経由して、インターネット、メール等が使用できるようになります。エアフランスは機内利用者専用の特別なポータルサイトも開設すると言っています。

ユニークなのは携帯です。高度20000フィート到達後から携帯が使用できるようになります、電気をつけてもいけない今とはだいぶ違う状況です。おもしろいのは、携帯の場合、電話会社と調整の上、通信料に利用料が上乗せされて請求されるようです。

機内がうるさくなる気はしますが、携帯で利益を上げるというのはアイディアでした。

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「遺伝子組み換え大豆を含まない」よく豆腐や納豆のパッケージに見られる文言ですが、もうすぐ回転ずしでも回り始めるかもしれません。アメリカがとうとう遺伝子組み換えサケの販売を認める可能性が出てきたからです。

AquaBounty社の社長が今年末までは販売の認可が降りるだろうと発表しました。作物ではすでに遺伝子組み換え技術が採用されて15年になるので、17年間研究開発された遺伝子組み換えサケが認められるのは自然の流れなのでしょうか。この後には遺伝子組み換え鶏やブタも続くのでしょうか。

アメリカが遺伝子組み換え作物をヨーロッパに持ち込んだとき、除草剤を売るためや、殺虫性を持たせるのではなく、乾燥や塩害対策、それとも特別な病気対策になるような作物なら受け入れやすいと答えていた人も多かったヨーロッパはいまだに遺伝子組み換え技術にはアレルギーがあり、このサケもフランケンフィッシュと呼ばれています。

このサケは普通のサケの半分の期間で育つというのがウリです。FDAは食べてもなんら問題はないが、自然のサケへの影響を唯一懸念したそうですが、AquaBounty社はこのサケは繁殖力がなく、また仮に外に逃げてしまってもサケが住めない環境でのみ養殖すると言っていますが、はたして本当に将来にわたってそういうことができるのかとも心配されています。

早速このサケの販売をしないと発表したスーパーなど様々な反応が出ていますが、素晴らしいのは少なくともヨーロッパではこのサケが遺伝子組み換えであることをラベルに載せる義務はないとのこと、あーTPP TPPですねぇ。欧州では遺伝子組み換えについて強い拒否感があるだけに、日本からも動向を注目していきたいです。

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中国ネタが続きますが、ヨーロッパで危険物として輸入が停められたおもちゃや衣服のほとんどが中国製で、その割合は、中国政府の努力するという約束にも関わらず4%も増えました。発がん性物質を含むもの、構造的に危険な衣服、危険な電気器具、2012年にEUで危険とされた2278件の案件の58%が中国から来たものでした。しかもこれは食品を除いたものです。

欧州共同体の消費者の安全担当のボルグ氏によれば、大半の中国製品は安全で、問題になったものはおもちゃで19%、衣服の34%、電気製品の11%だけだと言っていますが、とても安心できる割合とは言えません。

厳しすぎるとも言われる欧州共同体の規制ですが、通関時の検査には国によってレベルが違い、ハンガリー、ブルガリア、スペイン、ドイツそしてイギリスが特に厳しいとされていて、多くの国にまたがるので、政治的な配慮もされることはないとのことです。しかしヨーロッパにとってもっと大きな問題は輸入を禁止された危険物の11%については生産国不明だったことです。多様化する生産活動でいったい誰がどこで何を作ったのかがわかりにくくなってきていて、今後トレーサビリティを強化することになろうと記事は結論しています。

日本だとまず食品が問題になりますし、ドイツで中国製のイチゴで大食中毒が発生したのが記憶に新しいですが、おもちゃや衣服については、日本向けは日本企業が作ったものが主体だけど、ヨーロッパ向けは中国企業製のものが主体とかという背景があるのでしょうか。

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37時間の超特急中国訪問をしたホランド大統領ですが、その後もドイツとの遅れを取り戻すべくフランスと中国にはホットな話題がたっぷりです。

まず、大統領のエリゼー宮のウェブサイトでも発表されたなかった、帰任する在仏中国大使へのレジオンドヌールの叙勲です。こっそりと済ませようとしましたが、喜んだ中国側のサイトに写真が掲載されフランスでもばれてしまったわけです。

ホランド大統領同様ENA、フランスの官僚養成学校に留学していた大使ですが、在任中はフランスに対し厳しい態度を示す傾向があったものの、来年習近平主席を迎えて仏中外交設立50周年に備えての根回しだったのかもしれません。

次にフランスが驚いたのが、あのクラブメドがどうも中国企業に買収されそうだというニュースです。まあ、すでに筆頭株主になっている上海の会社が買収を提案した模様です。中国に一か所あるクラブメドは年間8万人の訪問客を集めており、その成功を見ての投資だと思われますが、フランスではクラブメドは1960年代のフランスが成長真っ只中にあった中のバカンスのコンセプトで現在ではやや古くさく思われていたものが、早くも成長する中国のライフスタイルにかなったのかと懐かしいような悲しいような気持ちの記事がありました。

そして、次につい最近発表された上海企業によるアメリカのスミスフィールド社の買収です。世界最大の豚肉加工食品企業であるスミスフィールドが買収されることにより、その傘下にあったフランスでなじみのジュスティン ブリドゥ と コショヌー社が中国資本下に入るわけです。経営形態は変えないと中国側は言っているものの、ただでさえ最近悪い話題になることが多い食肉加工業が中国資本下に入ることに少なからず不安があおられているようです。

フランスは中国とは貿易の巨大な不均衡があり、なりふり構わず輸出を増やしたいという努力が垣間見えるのですが、若干中国に引きづり回されているという感もあります。こと中国ビジネスについては日本の方がかなりうまくやっているのではないでしょうか。

最後に国連の平和維持活動の一環で中国がマリに500人出兵することを提案しました。中国としては過去最大の派兵数で、シリアで欧米側につかず不評を買った中国が挽回と、さらにアフリカとの関係の深化を図ったのではと見られています。マリの平和維持活動では中心的役割を果たしてきたフランスとしては、他のアフリカ諸国からの6500人の他12600人の国連軍が活動開始した中、撤兵に踏み出せるとホッとしています。

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ときどき覗くフランスのメディアの記事で日本ではあまり紹介されていないものをとりあげます。

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