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フランスのメディアの話題から
日々覗いている仏メディアで日本で報道されていないものをメモします
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「遺伝子組み換え大豆を含まない」よく豆腐や納豆のパッケージに見られる文言ですが、もうすぐ回転ずしでも回り始めるかもしれません。アメリカがとうとう遺伝子組み換えサケの販売を認める可能性が出てきたからです。

AquaBounty社の社長が今年末までは販売の認可が降りるだろうと発表しました。作物ではすでに遺伝子組み換え技術が採用されて15年になるので、17年間研究開発された遺伝子組み換えサケが認められるのは自然の流れなのでしょうか。この後には遺伝子組み換え鶏やブタも続くのでしょうか。

アメリカが遺伝子組み換え作物をヨーロッパに持ち込んだとき、除草剤を売るためや、殺虫性を持たせるのではなく、乾燥や塩害対策、それとも特別な病気対策になるような作物なら受け入れやすいと答えていた人も多かったヨーロッパはいまだに遺伝子組み換え技術にはアレルギーがあり、このサケもフランケンフィッシュと呼ばれています。

このサケは普通のサケの半分の期間で育つというのがウリです。FDAは食べてもなんら問題はないが、自然のサケへの影響を唯一懸念したそうですが、AquaBounty社はこのサケは繁殖力がなく、また仮に外に逃げてしまってもサケが住めない環境でのみ養殖すると言っていますが、はたして本当に将来にわたってそういうことができるのかとも心配されています。

早速このサケの販売をしないと発表したスーパーなど様々な反応が出ていますが、素晴らしいのは少なくともヨーロッパではこのサケが遺伝子組み換えであることをラベルに載せる義務はないとのこと、あーTPP TPPですねぇ。欧州では遺伝子組み換えについて強い拒否感があるだけに、日本からも動向を注目していきたいです。

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中国ネタが続きますが、ヨーロッパで危険物として輸入が停められたおもちゃや衣服のほとんどが中国製で、その割合は、中国政府の努力するという約束にも関わらず4%も増えました。発がん性物質を含むもの、構造的に危険な衣服、危険な電気器具、2012年にEUで危険とされた2278件の案件の58%が中国から来たものでした。しかもこれは食品を除いたものです。

欧州共同体の消費者の安全担当のボルグ氏によれば、大半の中国製品は安全で、問題になったものはおもちゃで19%、衣服の34%、電気製品の11%だけだと言っていますが、とても安心できる割合とは言えません。

厳しすぎるとも言われる欧州共同体の規制ですが、通関時の検査には国によってレベルが違い、ハンガリー、ブルガリア、スペイン、ドイツそしてイギリスが特に厳しいとされていて、多くの国にまたがるので、政治的な配慮もされることはないとのことです。しかしヨーロッパにとってもっと大きな問題は輸入を禁止された危険物の11%については生産国不明だったことです。多様化する生産活動でいったい誰がどこで何を作ったのかがわかりにくくなってきていて、今後トレーサビリティを強化することになろうと記事は結論しています。

日本だとまず食品が問題になりますし、ドイツで中国製のイチゴで大食中毒が発生したのが記憶に新しいですが、おもちゃや衣服については、日本向けは日本企業が作ったものが主体だけど、ヨーロッパ向けは中国企業製のものが主体とかという背景があるのでしょうか。

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37時間の超特急中国訪問をしたホランド大統領ですが、その後もドイツとの遅れを取り戻すべくフランスと中国にはホットな話題がたっぷりです。

まず、大統領のエリゼー宮のウェブサイトでも発表されたなかった、帰任する在仏中国大使へのレジオンドヌールの叙勲です。こっそりと済ませようとしましたが、喜んだ中国側のサイトに写真が掲載されフランスでもばれてしまったわけです。

ホランド大統領同様ENA、フランスの官僚養成学校に留学していた大使ですが、在任中はフランスに対し厳しい態度を示す傾向があったものの、来年習近平主席を迎えて仏中外交設立50周年に備えての根回しだったのかもしれません。

次にフランスが驚いたのが、あのクラブメドがどうも中国企業に買収されそうだというニュースです。まあ、すでに筆頭株主になっている上海の会社が買収を提案した模様です。中国に一か所あるクラブメドは年間8万人の訪問客を集めており、その成功を見ての投資だと思われますが、フランスではクラブメドは1960年代のフランスが成長真っ只中にあった中のバカンスのコンセプトで現在ではやや古くさく思われていたものが、早くも成長する中国のライフスタイルにかなったのかと懐かしいような悲しいような気持ちの記事がありました。

そして、次につい最近発表された上海企業によるアメリカのスミスフィールド社の買収です。世界最大の豚肉加工食品企業であるスミスフィールドが買収されることにより、その傘下にあったフランスでなじみのジュスティン ブリドゥ と コショヌー社が中国資本下に入るわけです。経営形態は変えないと中国側は言っているものの、ただでさえ最近悪い話題になることが多い食肉加工業が中国資本下に入ることに少なからず不安があおられているようです。

フランスは中国とは貿易の巨大な不均衡があり、なりふり構わず輸出を増やしたいという努力が垣間見えるのですが、若干中国に引きづり回されているという感もあります。こと中国ビジネスについては日本の方がかなりうまくやっているのではないでしょうか。

最後に国連の平和維持活動の一環で中国がマリに500人出兵することを提案しました。中国としては過去最大の派兵数で、シリアで欧米側につかず不評を買った中国が挽回と、さらにアフリカとの関係の深化を図ったのではと見られています。マリの平和維持活動では中心的役割を果たしてきたフランスとしては、他のアフリカ諸国からの6500人の他12600人の国連軍が活動開始した中、撤兵に踏み出せるとホッとしています。

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日本にも来そうな新スタイルのカフェが登場しています。まったく新しいスタイルのカフェがほぼ同時に二軒、若い二人の起業家によってパリとドイツで開店しました。

このカフェが今までのカフェと全く違うのは「時間払い」というところです。ふんだんに準備された飲み物、軽食は食べ放題で、当然持ち込みも可です。フランスの方には仕事用の会議室にプロジェクターや無線LANも整備されて「なるべくゆっくり過ごしてください」というスタイルです。

当然気になる料金ですが、17時までは最初の一時間は4ユーロ、以降は一時間ごとに2ユーロ、17時以降は常時一時間4ユーロという設定、ドイツの方は一時間以降は分単位で課金されるとのことです。

時は金なりというのはヨーロッパでは最近根付いてきた考え方で、元来各国独自のコーヒー文化を誇っていたヨーロッパが、アメリカスタイルのコーヒーショップに侵略されている現在、この新しいコンセプトがどう受け入れられるのか興味があります。

日本だと、子供ずれのおばちゃんが5分で食べ散らかして退散するということになりそうですが。

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日本じゃドッグフードにクジラ肉を使っている!と怒りの記事がありました。まあ、ほとんどの欧米諸国同様フランスも日本の捕鯨には反対なわけですが、アメリカと少し違うのはノルウェーとアイスランドという、まあ、近隣に商業捕鯨をガンガンやっている国があるのである程度抑えているところでしょうか。

しかし、にほんの「みちのくファーム」という会社が脂が少なくタンパク質に富む鯨肉を使ったドッグフードを売っていることを取り上げています。もう、ホームページでは見られませんが、面白いのはこれもフランスの取材ではなく、日本のNPO「イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク」の告発をもとに記事にした模様です。

イルカ&クジラ・アクション・ネットワークは、これは特にお金のある人が犬に特別なケアをしているのを見せびらかすためのものじゃないか、のようなコメントを寄せたそうですが、フランスの記事はみちのくファームがドッグフード用にカンガルーやモンゴルの馬肉も使っていることにびっくりしています。

ヨーロッパでは犬にそんなにいいものを与えるという習慣がないので、焼き鳥屋で「軟骨」を食べさせるとみんな眉を顰めますね、あれは犬用なんですね、彼らのあまたの中では、そこに、ただでさえ微妙なクジラが出てきたので記事なったのでしょう。

最後に林農水相が「世界中にクジラを食べてくれ、食べようと言っているわけじゃない、ただそういう文化は守らせてくれ」と言っていることもしっかり付け加えていました。

ま、本来は他の欧州諸国があまり食べない馬肉を愛していたフランス人ですし、そんなものでしょうか。

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Author:ペドラパン
ときどき覗くフランスのメディアの記事で日本ではあまり紹介されていないものをとりあげます。

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